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BioMimics 3D ステントシステムの特徴

開発のコンセプト

ヒトの大血管は局所的にはらせん状であるように見えるという報告があります。1
このようなヒトの血管の形態学的特性を踏まえた、より自然にSwirling Flow(旋回流)を生じさせるらせん形状の3Dステントが、内膜肥厚、再狭窄の抑制を期待し、開発されました。(図5参照)2

図5イメージ図

らせん形状

Swirling Flowの発生とWall Shear Stressの高まりにより、内膜肥厚、再狭窄の抑制を期待し、開発されました。2

  • らせん形状に成型されたBioMimics 3Dは血管内に留置した際に、血管形状に対応し、Swirling Flowを発生させることが期待されます。
  • Swirling Flowにより、Wall Shear Stressが高まることにより、内膜肥厚、再狭窄の抑制を期待し、開発されました。

本品の使用時は注意事項等情報(電子化された添付文書)をよくご確認の上ご使用ください。

内膜肥厚(アテローム形成)の抑制※

独自のらせん形状により血流全体が大きな渦を形成し、Swirling Flowを起こします。それにより、血管内皮細胞上のWall Shear Stressが高まることで内膜肥厚が抑制されたとの報告があります。2

図65

Republished with permission of The Royal Society, from Caro CG et al, J R Soc Interface 10: 20130578: permission conveyed through Copyright Clearance Center, Inc.

ステント破損と血管損傷のリスク低減※

らせん形状により、膝の曲げ伸ばし時の応力がステント全体に分散され、ステント破損と血管損傷のリスク低減を期待し開発しました。(図7参照)

図7イメージ図

※効果を保証するものではありません。また、本製品のご使用にあたっては、注意事項等情報(電子化された添付文書)を必ずご参照ください。

2種類のロング・ショートS字リンク

毛羽立ちを抑え、ねじれに強い長さの異なる2種類のS字リンクを採用することにより、膝の屈曲、伸展や他の外的要因によってステントがねじれた際も、柔軟性を兼ね備え、バランスを重視した構造になっています。(図8参照)

図8

臨床試験

本品の使用時は注意事項等情報(電子化された添付文書)をよくご確認の上ご使用ください。


Reference:

  1. Caro CG et al.Proc R Soc Lond A 1996;452:185-197
  2. Sullivan TM et al, Int J Vasc Med 2018: Article ID 9795174
  3. Wensing PJW et al. J Anat 1995;186:133-139
  4. JAMA 1999 Dec 1;282(21):2035-42. doi: 10.1001/jama.282.21.2035.,
    Copyright © (1999) American Medical Association. All rights reserved.
  5. Republished with permission of The Royal Society,
    from Caro CG et al, J R Soc Interface 10: 20130578: permission conveyed through
    Copyright Clearance Center, Inc.

販売名: BioMimics 3Dステントシステム
一般的名称: 血管用ステント
医療機器承認番号: 30100BZX00257000
特定保険医療材料区分: 133 血管内手術用カテーテル (2) 末梢血管用ステントセット ①一般型