Business Information事業紹介

グローバルな研究開発ネットワーク

大塚メディカルデバイスは、これまで分散していた国内の研究開発部門を、研究開発拠点HARUMIテクノロジーセンターに集約し、欧米の研究開発拠点と密な相互連携を図りながら製品開発を進めています。また、大塚グループ各社が保有する独自の技術やノウハウに加え、外部研究機関とも連携することにより、治療ニーズと技術シーズの新たな融合を目指し、革新的な医療機器の開発に尽力しています。
世界中の患者さんに、1日でも早く新たな治療の選択肢を提供できるよう、グループ各社の強みを活かしながら、グローバルな体制を作って研究開発に取り組んでいます。

重点疾患領域における研究開発への取り組み

腎・循環器

コントロール不良の高血圧の新治療法として期待される超音波腎デナベーション(RDN)デバイスの研究開発を進めています。独自の技術でRDNデバイスを開発・製造していた米国Recor Medical社を2018年にグループ傘下とし、研究開発と製造の拠点を米国に置いて、Recor社とともに日米欧で臨床試験を実施するなど、高血圧をはじめとした循環器疾患の治療に関わる医療機器の研究開発をグローバルで加速させています。

末梢動脈疾患(PAD)は、足の血管に起こる動脈硬化により、歩行時の足のしびれや痛み、ときには安静時にも痛みを伴い、重症化すると潰瘍や壊死を起こし足の切断にも繋がる疾患です。そのような疾患領域に対し、大塚メディカルデバイスでは、自社開発部門の強みであるコーティング技術および大塚製薬などの薬剤開発ノウハウと、英国Veryan Medical社の強みであるイノベーティブなデバイスデザイン技術を融合させ、下肢血管治療領域での新たな治療デバイスの開発を行っています。

難治性疾患・がん

大塚グループ各社との協業とオープンイノベーションにより、医療機器と医薬品を組み合わせた新たな治療法の確立を目指し、血液体外循環を用いた血液がんに対する光線力学療法(PDT: Photodynamic Therapy)に関する研究開発を進めています。